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» 2014年05月20日 07時31分 UPDATE

FBI、マルウェア「Blackshades」の作者を摘発 世界で90人逮捕

パスワードを盗んだり、コンピュータを人質に取って身代金を要求するなどの犯行に使われていたマルウェアを開発・販売していたとされる人物が摘発された。

[鈴木聖子,ITmedia]
fbi01.jpg 会見するFBIの担当者(同局サイトより)

 米連邦捜査局(FBI)は5月19日、世界18カ国の当局と連携して、パスワードなどを盗み出すマルウェア「Blackshades」の開発や販売にかかわっていたサイバー犯罪集団を摘発したと発表した。

 米当局はBlackshadesの共同開発者とされるスウェーデン国籍のアレックス・ユセル被告と米国人のマイケル・ホーグ被告を起訴した。ホーグ被告は起訴内容を認めているという。

 ユセル被告はBlackshades販売組織のトップで、人を雇って組織を運営し、顧客の要望に応じてBlackshadesを更新していたとされる。モルドバで逮捕され、米国に移送される見通しとなっている。

 米国内ではさらに、Blackshadesの宣伝販売にかかわった疑いで1人、Blackshadesを購入してユーザーのコンピュータに感染させた疑いで2人が逮捕され、Blackshadesに感染させる目的で使われていた1900あまりのドメインも押収された。

 各国の逮捕者は90人以上に上り、300カ所以上の捜索が行われている。

 Blackshadesはオンラインバンキングのパスワードを盗んだり、ソーシャルメディアのアカウントに侵入したり、コンピュータを人質に取って身代金を要求するなどの機能を持つほか、感染したコンピュータをサービス妨害(DDoS)攻撃に加担させる機能も備えていた。

 安いもので40ドル足らずで販売され、使う側のニーズに応じてカスタマイズできる機能も提供。100カ国以上で売買され、感染は50万台以上のコンピュータに広がっているという。

 パスワードを盗んだり、コンピュータを人質に取って身代金を要求するなどの犯行に使われていたマルウェアを開発・販売していたとされる人物が摘発された。

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