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» 2014年06月02日 08時15分 UPDATE

マイクロソフトが福岡で「Discover」イベント:リーダーが備えるべき5つのこと 元プロ野球選手・仁志敏久氏 (1/2)

日本マイクロソフトが全国で展開する中堅・中小企業向けセミナーイベントが先月末に福岡で開催。基調講演に仁志敏久氏が登壇し、リーダーシップ論を語った。

[伏見学,ITmedia]

 日本マイクロソフトは2013年1月から、全国の中堅・中小企業や地方自治体などに向けてIT活用推進を支援する「Discover キャンペーン」を展開している。セミナーイベントを開催し、最新OS「Windows 8.1」やクラウドサービス「Office 365」をはじめ、サーバ製品「Windows Server 2012」、開発者向けツール「Visual Studio 2012」などの製品・サービスを広く紹介することを大きな目的としている。

 セミナー開催、さらにはその後の顧客開拓に当たっては、全国に散らばる同社のパートナー企業との連携が不可欠となっている。5月30日に福岡県福岡市で開かれた中堅・中小企業向け製品体験セミナー「テクノアートカレッジセミナー 福岡」も、九州エリアにおけるそうしたパートナー連携の一環といえるだろう。

 同セミナーは、熊本県に本社を置くITソリューション会社のテクノアートが主催し、日本マイクロソフトとインテルが協賛した。福岡を中心とした企業などから約100人が参加。そのうちユーザー企業は6〜7割に上るという。

アジア進出する九州の企業などがOffice 365を活用

日本マイクロソフト SMB営業統括本部 エリアパートナー営業本部の菊地正和本部長 日本マイクロソフト SMB営業統括本部 エリアパートナー営業本部の菊地正和本部長

 セミナーの中では、スマートフォンおよびタブレット端末などのモバイルデバイスと、クラウドサービスの活用が、中堅・中小企業における今後の働き方を変えていくということが繰り返し強調された。例えば、日本マイクロソフトのセッションでは、Office 365の販売実績がこの1年で5.6倍も伸び、全導入企業数の9割が中小企業だと紹介された。

 「かつては高い技術を持ったシステムを導入できるのは大企業だけだった。しかしクラウドサービスの登場で、誰でも大企業並みのITシステムを低コストで使えるようになった」と、日本マイクロソフト SMB営業統括本部 エリアパートナー営業本部の菊地正和本部長は説明する。

 実際に九州エリアでもOffice 365の導入が進んでいるそうだ。同エリアパートナー営業本部でクラウドセールスマネジャーを務める原浩二氏に聞くと、導入企業の主な用途として、(1)アジアを中心とする海外展開においてクラウドサービスを利用、(2)在宅勤務の環境を整備するためにクラウドサービスを利用、を挙げた。

最近の指導者は知識過多

 また、同セミナーのオープニングとなる基調講演には、元プロ野球選手の仁志敏久氏が登壇。「チームワークとリーダーシップ」をテーマに講演した。

 仁志氏は、常総学院高校(茨城)から早稲田大学、日本生命を経て、1995年にドラフト2位で読売ジャイアンツに入団。高校からプロ入りまですべて名門チームという、いわば野球のエリートコースを歩んできた。その後、2007年から2009年まで横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)でプレーし、2010年には米国・独立リーグのランカスター・バーンストーマーズへ入団、同年7月に現役引退した。

仁志敏久氏 仁志敏久氏

 このような豊富な経験を持つ仁志氏が考えるリーダーとは何か。同氏によると、リーダーに必要なものは「知識」「経験」「表現力」だという。まず知識とは、野球だけではなく、幅広い視野を持つことである。「選手を指導するとき、野球のことだけを話していれば解決すると思ったら大間違い。野球しかやっていないリーダーと、ほかのスポーツをした上で野球をするリーダーとでは発想がまるで異なる」と仁志氏は話す。

 次に、経験とは、自らの実体験を取り入れて指導できるかどうかだ。「最近の指導者は知識があり過ぎる」と仁志氏は指摘する。昔と比べて監督やコーチ向けの指導書も多く、先人のさまざまな成功体験が書かれている。ただし、それを鵜呑みにしている指導者が少なくないという。

 「他人の体験を読んだだけでは成功しない。実際に実践してみることで初めて自らの経験になる。その上で指導しなければならない」(仁志氏)

 こうした知識と経験を適確に伝えるのに必要なのが表現力である。例えば、打撃の技術を言葉で伝えるのは難しい。そうしたときに大切なのは、物事を比喩し、単語をかみ砕いて分かりやすく伝えることだとする。その訓練として最適なのが文章を書くことだという。「話すことと文章を起こすことは違う能力が求められる。文章を書き、日ごろから言葉のフレーズをストックしておくことが重要だ」と仁志氏は強調する。

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