Microsoft、6件のセキュリティ情報公開を予告

月例セキュリティ情報は日本時間の7月9日に公開予定。6件のうち2件では、Internet Explorer(IE)とWindowsの深刻な脆弱性に対処する。

» 2014年07月04日 07時24分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは7月の月例セキュリティ情報6件を米国時間の7月8日(日本時間9日)に公開する。3日の事前通知で明らかにした。内訳は、深刻度が4段階で最も高い「緊急」が2件、上から2番目の「重要」が3件、下から2番目の「警告」が1件となる。

 緊急レベルの2件では、Internet Explorer(IE)とWindowsの深刻な脆弱性に対処する。IEの脆弱性はIE 11までの全バージョンに、Windowsの脆弱性はVista以降のクライアント版とサーバ版(Itaniumベースのシステムを除く)の全バージョンに存在する。いずれも悪用された場合、リモートでコードを実行される恐れがある。

 重要レベルの3件はWindowsが対象で、それぞれ権限昇格の脆弱性を修正予定。残る警告レベルの1件では「Server Bus for Windows Server」のサービス妨害(DoS)の脆弱性を修正する。

 また、セキュリティ情報公開の翌日に行っている恒例のWebキャストは今回から、事前に登録したり、Live Meetingクライアントをダウンロードしたりする必要がなくなった。同社Trustworthy ComputingのUstreamチャネルで米太平洋時間の9日午前11時(日本時間10日午前3時)から、同社の担当者がセキュリティ情報の詳しい内容を解説する。

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