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» 2014年07月16日 10時00分 UPDATE

Computer Weekly:Microsoft vs. 中国――Windows 8スパイ疑惑は泥沼化

「MicrosoftがWindows 8を使って中国人の個人情報を収集している」とする中国に、Microsoftが反論。真っ向から衝突する両者の主張に落としどころは見つかるのか?

[Warwick Ashford,ITmedia]
Computer Weekly

 米Microsoftは、同社がWindows 8を利用して中国の一般市民の個人情報収集をもくろんでいるとする中国側の主張に対抗するため、ソーシャルメディア上でキャンペーンを開始した。

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 中国中央テレビ(CCTV)が先日放映した中国政府公認のニュース番組で、Windows 8は中国のサイバーセキュリティにとっての脅威であり、Microsoftは米国政府に協力しているのでこのOSを使ってはならないと報道された。

 番組では、Windows 8はサイバーセキュリティに注力している中国政府に対する「大きな挑戦」であるとする、復旦大学の楊民教授の発言が紹介された。

 「MicrosoftはWindows 8以降、ソースコードを中国政府に公開しなくなった」と楊教授は語る。「そればかりか、Windows 8のセキュリティの仕組みは、同社がユーザーのデータベースにアクセスしやすいような設計となっている」

 また、中国工程院(中国政府の技術分野の研究機関)に所属する倪光南氏は、次のように語る。「ユーザーの身元情報、ユーザーが所有する各種口座の情報、知人の連絡先リスト、電話番号などが(Microsoftに把握されて)、全てビッグデータの分析に利用される」

 英メディアBBCの記事によると、このテレビ報道は、政府機関で使用するコンピュータにWindows 8を搭載することを中国政府が禁止すると発表した数日後に行われた。さらに中国のメディア各社はハイテク企業について、米国政府の諜報活動に協力した企業は厳罰に処するべきだと主張している。

 IT関連の米国のニュースサイトNeowin.netの報道によると、中国政府による反Windows 8のキャンペーンは、(中国当局が期待する)Windows XPのサポート終了の撤回をMicrosoftが拒否したことへの対抗措置だという。

 13年もの長きにわたって利用されてきたWindows XPは、今でも中国では広く使われている。そのため中国当局はサポートを延長するように圧力をかけてきたが、中国で利用されているWindows XPの90%は正規版ではないとMicrosoftは主張している。

 コメンテーターたちは、仮に中国国内のWindows XPユーザー全員がWindows 8を購入したとすると、Microsoftの収益を大きく押し上げるだろうと推測している。

 Windows 8には(米国政府に情報を提供するための)バックドアが仕掛けられているという中国政府の主張や米国政府とMicrosoftとの癒着の疑惑に対して、MicrosoftはソーシャルメディアWeibo(新浪微博)の同社アカウントで強い否定のコメントを発信することで反論してきた。

 エドワード・スノーデン氏が米国国家安全保障局(NSA)によるインターネットの監視を暴露して以来、Microsoftは米国ハイテク業界の他のトップ企業と同様に、当局に情報を提供するためのバックドアを製品やサービスに仕掛けているといううわさを一貫して否定してきた。

 中国版TwitterともいえるWeiboへの投稿で、Microsoftは以下のように主張している。

  • ある政府が他国の政府や顧客を攻撃するのを支援したことはない
  • どの政府に対しても、製品やサービスに直接アクセスできる権限を提供したことはない
  • 製品やサービスにバックドアを設けたことはない
  • 米国政府やNSAに、顧客に関する情報を提供したことはない
  • 顧客に関する情報を求める政府からの要請を隠蔽したことはない

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