Facebook傘下のInstagram、Snapchatのようなアプリ「Bolt」を3カ国でひっそり公開

Instagramが初の独立アプリ「Bolt」を“Instagramの利用が盛んな”3カ国で公開した。親会社であるFacebookの独立アプリ「Slingshot」と同様に写真や動画を使うメッセージングアプリで、交流が1対1であるところがSlingshotと異なる。

» 2014年07月30日 08時32分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebook傘下のInstagramは7月29日(現地時間)、画像メッセージングアプリ「Bolt」をシンガポール、ニュージーランド、南アフリカでiOSおよびAndroid向けに公開した。Androidアプリは日本のGoogle Playでも表示できるが、上記3カ国以外ではダウンロードできない。

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 同社はプレスリリースや公式ブログでの告知を出しておらず、米TechCrunchに対してまずはInstagramの利用が盛んな上記3カ国で公開し、フィードバックを得てから米国を含む他の地域でも公開する計画だと語った。

 Boltは、撮影した写真や動画にメッセージやイラストを添えて友達に送信するメッセージングアプリ。受信した写真や動画はスワイプすることで削除できるという、Snapchatに似た特徴を持つ。Boltのメッセージを受け取ったユーザーは、テキストで返信することも可能だ。

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 InstagramがInstagram以外の独立アプリをリリースするのはこれが初めてだ。親会社のFacebookも最近、Snapchatに似た独立アプリ「Slingshot」を公開している。BoltとSlingshotの大きな違いは、Slingshotは複数の友達に同時にメッセージを送るものであるのに対し、Boltは1対1のやりとりである点だ。

 アプリストアからリンクされている「開発者ページ」にはロゴと「選ばれた国で利用可能」というテキストのみが表示されており、今後の計画などは不明だ。

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