Special
» 2014年11月17日 10時00分 UPDATE

大容量データ転送における課題解決のススメ 導入編:データデリバリの改善で、ビジネスの“ボトルネック”を解消! 競争力UP!

増え続けるデータをどう管理するか。この問題に悩むのはもはやIT業界だけではなくなった。特にビジネスのボトルネックになりやすい「データ転送」に対するニーズは拡大しており、さまざまな業界で、データ転送基盤やサービスを導入して高い効果を挙げた企業があるという。その事例を紹介しよう。

[PR/ITmedia]
PR

【連載】大容量データ転送における課題解決のススメ (全3回)

企業の情シス部門の悩みは変わらない?

 増え続けるデータにどう対応するか。これは、長きにわたって企業を悩ませ続けている問題である。特に最近ではテキストをはじめとした非構造化データを中心に、データの量も、その更新頻度も増える一方だ。

 この傾向はアイティメディアが実施した読者調査からもうかがえる。ファイルサーバやストレージ環境への不満を聞いたところ、2010年版と2014年版のいずれも「容量不足」や「バックアップの問題」、「コストパフォーマンス」が上位に入るなど、傾向は酷似している。4年が経過して技術が進歩しても、企業の情シス部門の悩みは変わっていないようだ。

photophoto 2010年に行った「ストレージ製品/ソリューションの利用状況に関するアンケート調査(2010年5月11日〜5月24日)」と、2014年に行った「ファイルサーバ管理の導入・利用状況に関するアンケート調査(2014年3月3日〜3月31日)」(右)についての調査。いずれも「容量不足」や「バックアップの問題」、「コストパフォーマンス」が上位に入るなど、傾向は酷似している

 データの容量とともに情シス部門を悩ませ続けているのがセキュリティの問題だ。ハッキングによる情報漏えいはもちろんのこと、最近では情シス部門が把握しきれていないツールを社員が使ってしまう「シャドーIT」が問題になっている。

 ファイル転送がその代表的な例だ。メールで送れないような大容量データを送る際に、セキュリティ上の問題があると分かっていながら、つい、気軽に使える無料のファイル転送サービスを使うビジネスパーソンは多いのではないか。もちろん彼らに悪気があるわけではなく、ビジネスの効率化を目指した結果なので、一方的に責めるだけでは問題は解決しない。さらに“規制のしすぎ”で仕事のスピードが落ちてしまう事態も防がなければならないのが、情シス部門のつらいところだ。

 セキュリティリスクから会社を守りつつ、業務部門を助ける――。板挟みの中で答えを見つけていくのは困難なことかもしれないが、これが今の時代の情シス部門に求められるミッションといえる。

 こうした問題を解決するツールとして、ITmedia エンタープライズでは日立製作所(以下、日立)の高速大容量データ転送基盤「JP1/Data Highway」(以下、JP1/DH)を紹介してきた。インターネット回線を使ったデータの多重化送信を採用しており、ギガバイトクラスの大容量ファイルでも分割せずに転送できるほか、転送の自動化や一時停止/再開にも対応。セキュリティについても高いレベルを確保している。

 そして、実際にJP1/DHを導入することで、さまざまな企業で効果が出たという事例がいくつか出始めている。

photo データ転送基盤やサービスは各業界で求められている

3Dデータの重要性が増す製造業の“特効薬”に

 例えば製造業は、JP1/DHの導入効果が見えやすい。特に大量の設計図面データを日々、やりとりする必要がある自動車産業などは、JP1/DHの実力が発揮される業種だ。大手自動車部品メーカーのA社では、データ共有サーバで海外の生産拠点と仕様書や部品の3D CADデータをやり取りしていたが、扱うデータ量や更新頻度が増えるにつれ、転送時の遅延や失敗も増えたことが課題になったという。

 これまで自動車部品の設計図面は平面(2D)であるケースがほとんどだったが(それでも数が多いので結構なデータ量になる)、最近では容量が大きい3D CADデータをやり取りする機会も増えてきたという。これに伴って「部品どうしが干渉しないか」といった基本的なチェックから、「ネジを締めるために車体に腕を入れる作業が可能なのか」という、組み立て時を想定したシミュレーションも必要になり、チェック項目も増加。これらのチェック項目を満たすために、デザインを確認する状況がいかに複雑化しているかは想像に難くない。

 各部品の組み立て順序などを示した手順書や指示書にも3Dデータが使われる。特に外国人向けに指示書を送る際は、細かいニュアンスまでしっかりと指示をする必要があるため、データサイズも大きくなりがちだ。

 先ほどのA社が、設計データのやり取りにJP1/DHを導入したところ、今まで約5時間かかっていたデータ送受信時間が最大で数分にまで短縮され、海外拠点におけるCADデータの送受信時間が1カ月あたり約6分の1に削減されたという。こうした開発工数の短縮が、新製品の早期市場投入といった競合他社へのアドバンテージにつながるのだ。

 設計データの転送には、セキュリティも重要になる。万が一、図面データが漏えいするような事態が起これば、他社に自社の技術やデザインを模倣されてしまう可能性があるからだ。図面があっても簡単にはまねできない高度な生産技術を要する自動車などはまだしも、デザインが主な差別化要因になる一部の家電製品などはセキュリティの担保が死活問題になるケースもあるという。

 JP1/DHはHTTPS通信を採用しているほか、データ送信先の制御や、決められたアクセス元でしかデータを受け取れないアクセス制限、送信前に上長が内容を確認する承認機能がそろっており、安全にデータをやり取りできる。

 業務用3Dプリンタが普及しつつある今、部品の模型を3Dプリンタで素早く作るといったワークフローも確立しつつある。製造業は今後、企業ごとのコアコンピタンス(競合他社を上回るポイント)を生かしつつ、リスクに備えるというデータマネジメントが必要になってくるだろう。

映像業界もデータの大容量化に悩んでいた

 最近では、通信や映像業界でもデータ転送の重要度が高まりつつある。昔は業務用の磁気テープなどの物理メディアを使って映像を録画していたが、最近では映像をファイル化し、HDDなどのリムーバブルメディアに保存するケースが増えてきた。

 ファイル化が進んでいる理由は2つある。1つは映像データの高解像度化だ。フルHDや4K(約4000×2000ドット)に対応したディスプレイやテレビが増えてきたことで、映像データも高解像度になり容量が増えている。もう1つはリムーバブルメディアの進化である。一昔前に比べてデバイスの小型化と大容量化が進んでおり、容量あたりの価格も大きく下がったことで、導入しやすくなったのだ。

 しかし、このリムーバブルメディアにも弱点はある。データを送る際には宅配便やバイク便などの物理的な配送手段をとるため、時間がかかるうえ、盗難のリスクもある。さらにデータを読み取れるノートPCやタブレットなどの機器が身近にあるため、業務用磁気テープに比べて盗難時にデータが抜き取られやすい。

 またリムーバブルメディア自体が、情報漏えいを狙ったマルウェアに感染するというリスクもある。その意味では、企業の機密情報や個人情報が漏えいするリスクは、むしろ高まっており、セキュリティ強化に注目が集まっているのだ。

 JP1/DHが映像データ製作会社B社で導入されたのも、そういった背景があるためだ。B社は1ファイルあたり数十ギガバイトという映像データを、多数の各拠点へ配信するためにHDDを宅配便で運送していた。道路の混雑による配送の遅れを考慮し、複数の手段でデータを送っていたこともあり、配送にかかる時間やコストを改善できないかという議論になったそうだ。

 B社がJP1/DHを導入した結果、数十ギガバイトという大容量データを各拠点へ夜間に配信できるようになり、配送時間とコストの大幅な削減が可能になったという。また、配信を自動化したことで職員の作業時間を短縮することにも成功したほか、セキュリティの担保、データ受領の確認作業の簡略化といった効果も得られた。今回の例では映像配信だったが、出版社でも組版データの送付にバイク便を使っているケースがあることから、JP1/DHの導入効果が見込めるだろう。

photo 放送、出版業界ではデータの運搬にかかるコストが大きくなる傾向にある。JP1/DHの導入でこうしたコストも抑えられるのだ

導入コストを短期間で回収できる“スターター版”も登場!

 こうしたデータ転送基盤やサービスは価格がネックになって導入をためらうパターンもあるが、JP1/DHは同時実行数と登録可能ユーザー数を絞ったスターター版(JP1/DH - Server Starter Edition、税別90万円)も提供している。導入コストを約5カ月で回収できる(日立調べ)ので、導入効果を確認しやすい。もし通常版を使いたくなったら、差額を払うだけですぐにアップグレード可能だ。

 今回挙げた業種のほかにも、大災害に備えてデータのBCP対策をするために遠隔地のデータ管理センターにバックアップデータを自動で送付したい公共機関、手術の映像やレントゲン写真、レセプトといったデータをやりとりしたい医療機関など、大容量データ転送のニーズはどんどん増えている。

 日立のJP1/DHはこのようなセキュリティ、スピード、対応データ量といったデータ転送時の課題を包括的に解決できる。JP1/DHが、実際の現場でどのように使われているかについては、これから詳細に紹介していく予定だ。

この記事の続きはこちら

【連載】大容量データ転送における課題解決のススメ (全3回)

top_news002.jpg

Case File.1(画像・映像データ):
いまどきのTV番組制作は危険だらけ? 「デジタル化」に潜む“ワナ”とは

TV番組の制作現場に「デジタル化」の波が押し寄せる中、これまであまり考えられてこなかったセキュリティの課題も生まれている。「まさかこんな映像が流出するなんて……」と後悔する前に、注意すべきポイントを押さえておこう。


top_news019.jpg

Case File.2(設計図、CADデータ):
大容量データを、爆速かつ高いセキュリティでやりとりする

さまざまな情報漏えい事故が世間をにぎわせた2014年。「人ごとではない」と思った企業は多いはずだ。「JP1/Data Highway」は現在、大容量データを高速に送受信できるという機能に加えて、「送ったデータを後から操作し、高い安全性を保つ」というセキュリティ面での強化を進めている。爆速かつ安全、その気になる秘密とは……?


キャンペーンのご案内

kijishita.jpg

トライアル&取材で10万円がもらえるチャンス!「JP1/Data Highway」モニター募集キャンペーン実施中

本記事で紹介されている高速大容量データ転送基盤「JP1/Data Highway」のトライアルキャンペーンを実施中。1カ月のトライアル後に取材を受けていただけるモニターにご応募いただいた方の中から1名様に、Amazon ギフト券10万円分をプレゼント致します。奮ってご応募ください。

その他、最大で20名さまに5,000円分のギフト券があたるキャンペーンも同時に実施中! 詳細はこちら

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社日立製作所
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2014年12月16日

連載INDEX

■ 大容量データ転送における課題解決のススメ

導入編:
データデリバリの改善で、ビジネスの“ボトルネック”を解消! 競争力UP!(※本記事※)

関連特集

キャンペーンのご案内

本記事で紹介されている高速大容量データ転送基盤のトライアルキャンペーンを実施中。1カ月のトライアル後に取材を受けていただけるモニターにご応募いただいた方の中から1名様に、Amazon ギフト券10万円分をプレゼント致します。奮ってご応募ください。