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» 2015年06月15日 14時26分 UPDATE

こんなところに“野良サーバ”が…… Windows Server 2003のチェック漏れにご用心

いよいよサポート終了の7月15日が目前に迫ってきたWindows Server 2003。対策が済んだと思っていても、意外なところに“野良サーバ”が残っている場合があるというから注意が必要だ。

[ITmedia]
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 いよいよサポート終了の7月15日まで、あと1カ月を切ったWindows Server 2003。“漏れて困るような情報はないから”と放置している企業が危険なのは言うまでもないが、すでに対策が終わったと思っていても、意外なところに“野良サーバ”が残っているケースがあるというから注意が必要だ。

野良サーバ発見、とんでもない“おまけ”まで……

Photo NEC ITプラットフォーム事業部の秋山聡氏

 「『まだサーバがあるのでは、と不安なのでチェックしたい』という依頼を受けて最終確認をしたところ、サーバが見つかっただけでなく、とんでもないおまけまで出てきた例もあります」――。こう話すのは、NEC ITプラットフォーム事業部の秋山聡氏と同クラウドプラットフォーム事業部の林泰博氏だ。

 両氏が担当しているのは、社内に埋もれているWindows Server 2003搭載機を見つける「ファイルサーバ発見サービス」。社内ネットワークに検証用の機器を接続すると、ネットワーク上の機器の搭載OSが可視化され、サポート切れ間近な機器を発見できるという無料のサービスだ。

 「社内に対策すべき機器があるかどうか把握できない」「対策は済んだが、本当に残っていないかどうかが心配」といった課題に悩む企業が利用しており、対策に役立てているという。

 秋山氏によれば「すでに対策済みという企業でも、案外、残っていることがある」という。多いのは、企業の統制下にない機器のチェック漏れだ。「例えばファイルサーバは、金額がそう高くないこともあって、部門の予算で導入しているケースもあります。こうした買い方だと申告しないままになっていたり、買った人が会社を辞めてそのままになっていることもあるため、全社統制から抜け落ちてしまい、対策漏れにつながってしまうのです」(秋山氏)

 ほかにも、「昨今では仮想化があたりまえになっているので、マシンを買わなくても2003のサーバを立ち上げることができます。このあたりも残っていないかどうか注意が必要」(秋山氏)、「サービスを止めているサーバや、まれな例ですがWindows Server 2003搭載機をクライアントとして使っている場合は見逃すことがあるので注意したほうがいい」(林氏)と注意を促している。

 ファイルサーバ発見サービスを使った企業の中には、Windows Server 2003搭載機だけでなく、2014年にサポートが終了したWindows XP搭載機も大量に見つかった例もあるという。「対策が済んだ企業も、今一度、統制下にないサーバが残っていないかどうか社内で聞き取りチェックをするなど、最終確認をおすすめします」(林氏)

“漏れて困るような情報がなくても”対策は必須

Photo NEC クラウドプラットフォーム事業部の林泰博氏

 サポート終了対策をしていない企業の中には、“漏れて困るような情報はないから”と放置している企業もあるといい、こちらも要注意だという。

 秋山氏は、「自社が危険にさらされるのはもちろん、取引先も危険にさらす恐れがあることを知っておいてほしい」と警鐘を鳴らす。「対策せずに放置したサーバを“踏み台”として使われると、意図せず加害者に荷担する格好になってしまう。企業の信用が失われるだけでは済まないので、しっかり対策する必要があります」(秋山氏)

 「まだ不安が残っているなら、今すぐWindows Server 2003の最終チェックをして、安心して7月15日を迎えてほしい」――林氏はこう話す。アプリケーションサーバは検証事項が多いことから、サポート終了1カ月前のこの段階では延命を考えるケースがほとんどだが、ファイルサーバは今すぐ動けばまだ間に合う可能性もあるという。「残り1カ月は、“本当の意味での待ったなし”。すぐにでも機器を発注して機材をそろえないと間に合わないので、心配ならすぐ動いてほしい」(林氏)

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