Google、「Chrome 47」安定版を公開

危険度「Critical」の脆弱性を含め、危険度の高い脆弱性が多数修正された。

» 2015年12月02日 07時32分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 米Googleは12月1日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 47」をWindows、Mac、Linux向けに公開した。

 Googleによると、最新版の「Chrome 47.0.2526.73」には不具合などの修正や改善を盛り込んだほか、41件のセキュリティ問題に対処した。

 このうち外部の研究者が発見した「AppCacheにおける解放後使用」の問題は、危険度が最も高い「Critical」に分類されている。このレベルの脆弱性を悪用された場合、ユーザーが何も操作しなくても攻撃者に任意のコードを実行される恐れがある。発見者には1万ドルの賞金が贈呈された。

 AppCacheの解放後使用問題では他にも危険度「高」の脆弱性2件が修正され、それぞれ1万1337ドル、1万ドルの賞金が贈られている。

 他にもDOMやcoreにおけるクロスオリジンバイパス問題、v8における境界外アクセス問題など、危険度の高い脆弱性が多数修正された。

多数の脆弱性が解決された

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ