ウェアラブルデバイスなしでも「自分の疲れ」を可視化するIT半径300メートルのIT(1/2 ページ)

長い時間の作業に集中していると、突然「少し休んでください」とディスプレイに出てきました。「ウェアラブル時代」には意外な方法で「疲れ」を教えてくれるモノとは。

» 2016年02月16日 07時00分 公開
[宮田健ITmedia]

 私の仕事はコラムの執筆や取材のメモで、常にPCのキーボードをたたいています。メモを取るときにはミスタイプもお構いなしに、耳から聞こえてくる言葉、そして自分で気になったことを書き留める作業を、だいたい1時間くらい集中して作業を行います。もはや手と脳の延長線上にPCとキーボードがある感覚で、紙のメモを取るよりもこちらの方が便利だと思っています。

 先日、いつものようにインタビューのお仕事をしていると、Windowsの右下に見慣れぬポップアップが出てきました。そこにはコーヒーカップの絵とともに、「少し休んでください」という文言が(図1)。

health 図1:画面の右下になにやら見慣れぬ通知が……

 一瞬、「何か良くないマルウェアを踏んでしまったか!?」と仕事中に大変焦りましたが、どうやらこれはジャストシステムの漢字かな変換アプリ「ATOK 2016」に新たに追加された「ATOKリフレッシュナビ」からのささやかな心遣いだったようです。しかし、こちらはまさに仕事中。このインタビューの記事を書き終えたら即消してやろうと思いました――が、ふと考えると大変面白い仕組みだなあと感心しました。

health,図2:一通り仕事が終わったあとに確認したら、「入力ミス回数」「精度」などもきっちりチェックされていました……
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