Adobe AcrobatとReader、ColdFusionに脆弱性、アップデートで修正

AcrobatとReaderのセキュリティアップデートでは、Windows版とMac版に存在する100件近い脆弱性が修正された。

» 2016年05月11日 07時24分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 米Adobe Systemsは5月10日、AcrobatおよびReaderのセキュリティアップデートとColdFusionのホットフィックスを公開し、多数の深刻な脆弱性を修正した。

 AcrobatとReaderのセキュリティアップデートでは、Windows版とMac版に存在する100件近い脆弱性が修正された。危険度は同社の4段階評価で最も高い「クリティカル」に分類され、悪用されれば攻撃者にシステムを制御される恐れがある。

 優先度はWindows版、Mac版とも上から2番目の「2」と位置付ける。現時点で攻撃の発生は確認されていないと思われ、30日以内をメドにアップデートを適用するよう促している。

 脆弱性を更新した最新版は、Acrobat DC/Acrobat Reader DCの連続トラックがバージョン15.016.20039、クラシックトラックが15.006.30172、デスクトップ版のAcrobat XI/Reader XIは11.0.16となる。

AcrobatとReaderの更新版

 一方、ColdFusionのホットフィックスはバージョン10、11および2016を対象にリリースされ、クロスサイトスクリプティング攻撃(XSS)に利用される恐れのある入力検証問題など3件の脆弱性が修正された。こちらも優先度は「2」に分類している。

ColdFusionの更新版

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