サイバーセキュリティのスペシャリスト育成を目的に、富士通が九州大学に寄附研究部門を設置する。
富士通と九州大学は6月1日、九州大学サイバーセキュリティセンターにサイバーセキュリティ人材育成のための寄附研究部門「富士通スペシャリスト育成研究部門」を設置したと発表した。10月に開講し、2018年3月まで設置する。
同部門は、サイバーセキュリティに関する専門教育をはじめ、スペシャリスト育成教育のための教育コースの研究開発、将来のサイバーセキュリティに関するさまざまなスペシャリスト育成のための実践的な研究を行う。
九州大学は、サイバーセキュリティセンターを2014年12月1日に設置し、大学が担うべきサイバーセキュリティ対策の強化に向けた教育・研究に積極的に取り組んでいる。「富士通スペシャリスト育成研究部門」は、同センターの研究活動と、それに基づくセキュリティ人材の育成をさらに加速させることを目的にしている。
主な研究開発内容は、多種多様な学部・学府の教育科目へのサイバーセキュリティ項目の導入、演習システムを用いたスペシャリスト育成演習コースに関する研究開発となっており、人工知能を応用したサイバー攻撃検知などの先端技術を学ぶ講義、演習コースの研究開発も行う。
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