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» 2016年09月10日 08時00分 UPDATE

iOSによる位置情報追跡を防ぐ

現在のスマホやアプリでは「位置情報」が大きな役割を果たしています。しかし、過剰な使用はプライバシーにかかわるもの。iOSでのお勧め設定とは――。

[Kaspersky Daily]

この記事はカスペルスキーが運営するブログ「Kaspersky Daily」からの転載です。一部編集しています。


 ご存じかもしれませんが、最近のアプリには利用者をこっそり監視しているものが多々あります。最低でも、居場所の追跡くらいはしています。iOSデバイスを使っているけど、プライバシーは守りたいという場合、アプリに尾行を止めてもらうのは簡単です。しかし、iOSには利用者を追跡する特別なシステムサービスも山ほどあることをご存じですか?

 システムサービスは、[設定]、[プライバシー]、[位置情報サービス]、[システムサービス]の順に選択すると確認できます。

 相当な数のサービスが表示されますね。ところで、自分でインストールするアプリと違って、システムサービスは必ずオンになっています。プライバシーが気になる、バッテリーを長持ちさせたい、など理由はさまざまでしょうが、不要なシステムサービスをオフにしたいと考える人もいるかと思います。

 幸い、オンとオフの切り替えは簡単です。ただ、残念ながら、iPhoneやiPadでは、これらのサービスの説明が一切ありません。どのサービスをオフにしてもかまわないのか、分からないのです。そこで、今回の記事では、各システムサービスについて説明していきましょう。

HomeKit:AppleのHomeKitに対応したスマート家電を使っている人だけに関係するサービスです。このようなデバイスを使っていなければ、オフにしてかまいません。

iPhoneを探す:Appleデバイスが行方不明になったとき、iCloudはこの機能を使ってデバイスの所在地を割り出します。この機能は、いつ何時必要になるか分かりません。

 ただし、自分以外にパスワードを知る人がいたとしたら、その人もiCloudと「iPhoneを探す」機能を使ってあなたのiOSデバイスを探す、ワイプする、ロックすることができますので、ご注意を。こうした目に遭わないために、Apple ID/iCloudアカウントには強固で信頼できるパスワードを使用し、2段階認証(2ファクタ認証)を有効にしてください。

SafariとSpotlightの検索候補:SafariやSpotlightで検索したときにAppleへ送信される位置情報をもとに、利用者の地理的な位置に関連する検索候補が提案されます。Spotlightをあまり使わないのであれば、このサービスをオフにしてもかまいません。

Wi-Fiネットワーク:「携帯電話通信網検索」とよく似た機能で、iOSデバイスの通信圏内にあるWi-FiネットワークのデータをAppleに送信します。Appleの位置情報サービスの精度は上がりますが、その一方でGPSをオフにしていてもAppleは利用者の追跡が可能です。オンにするか、オフにするかは、ご自分で決めてください。

コンパスの調整:地図やナビゲーションアプリの使用時に方位を示すのが、電子コンパスです。コンパスの精度を上げるために位置情報が使われているので、このシステムサービスはオフにしないでください。

モーションの調整と距離:ヘルスケアやフィットネスの追跡アプリで主に使用されるサービスです。このようなアプリを使用していなければ、オフにして問題ありません。

位置情報に基づくiAd:広告目的で利用者の活動を追跡します。アプリ開発者側は、アプリが使われたときに、このデータを使用してターゲット広告を表示することができます。位置情報に基づく広告が表示されないようにするには、この追跡機能をオフにしましょう。

位置情報に基づく通知:特定の場所の出入りを追跡し、場所に応じてメッセージを送ります。例えば、「スーパーマーケットの近くに来たら、奥さんに電話してください」「オフィスに到着したら、ミーティングに向かってください」といったリマインダーなどです。この機能を使っていないなら、オフにして不要な追跡を減らすことができます。

位置情報を共有:友達や家族と頻繁に位置情報を共有するようなアプリを使っていない限り、オフにしてよいでしょう。ただし、このサービスをオフにしても、全てのアプリの位置情報共有オプションがオフになるわけではありません。ハングアウトなどのアプリでは、位置情報が引き続き共有されます。

携帯電話通信網検索:Appleデバイスの通信圏内にある携帯電話基地局のデータを収集し、そのエリアの受信状態をモニターして、携帯電話の使用パターン、基地局の混み具合などを判断します。必要な機能ではないので、オフにしても問題ありません。

時間帯の設定:時計とカレンダーの精度を自動的に保ってくれるサービスで、世界各地を飛び回る人には便利です。タイムゾーンをまたぐことが滅多になければ、この機能をオフにし、必要に応じてデバイスの時間を手動で設定するといいでしょう。

利用頻度の高い位置情報:利用者がよく訪れる場所を記録し、交通渋滞の予想など、不定期に発生する通知を送ります。このデータはローカルに保存されます。[通知センター]の[今日]ビューに最新の交通状況などの情報を表示させている場合は、このサービスをオンのままにしておきましょう。それ以外の場合は、オフにしてしまってかまいません。

この近くで人気:アプリを購入した位置や使用した位置が、iOSデバイスからAppleに匿名で送信されます。Appleはこのデータを使用して、利用者のいる地域で人気のあるアプリや製品、サービスを勧めます。プライバシー重視なら、オフにしても構いません。

診断/使用状況:Appleは、利用者および利用者のデバイスの使い方に関する匿名情報を収集しています。Appleの終わりなきデバイス改善の旅にお付き合いする気がなければ、この機能をオフにしても何の影響もありません。

ステータスバーアイコン:設定一覧の一番下に隠れているサービスで、前述のいずれかのサービスが位置情報を追跡するたびに、ステータスバーにアイコンを表示します。このオプションをオンにしてみましょう。位置情報サービスが実際にどんな活動をしているのか気づくことになりますし、設定を見直すきっかけにもなります

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