Microsoftは、世界中のWindows 10から収集する脅威情報をもとにセキュリティ対策を講じる「Windows Defender Advanced Threat Protection」を構築した。これによってセキュリティ対策はどう変わるのだろうか。
Windows 10 Anniversary Update(Build 1607以降)では、新たに「Windows Defender Advanced Threat Protection」(以下、WDATP)という機能が追加された。WDATPは、世界中のWindows 10に搭載されているWindows Defenderなどが収集したセキュリティ上の脅威に関する情報をMicrosoftのクラウドに収集し、WDATPを利用する企業へセキュリティ対策を提供するものだ。
もちろん企業は、自社のクライアントをWDATPに登録しておけば、クライアントが脅威に侵入されたかどうかをクラウド上のダッシュボード画面で簡単にチェックできる。WDATPを利用するには、Windows10 Enterprise E5というSoftware Assurance(SA)の契約が前提だ。ちなみに、WDATPのクラウドに収集されるセキュリティ関連情報は、コンシューマーのWindows 10も対象になる。
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