Instagramの一部ユーザーの電子メールアドレスと電話番号が、たとえ非公開にしている場合でも、APIのバグを利用して不正アクセスされた可能性があるという。
Instagramの有名人アカウントが何者かにハッキングされ、個人情報が流出した問題に関連して、Instagramは9月1日、有名人だけでなく一般ユーザーの情報も不正アクセスされていた可能性があることを明らかにした。
この問題でInstagramは当初、APIのバグが悪用され、複数の著名Instagramユーザーの電子メールアドレスや電話番号などの個人情報が盗まれたと説明していた。
しかし最近になって、一部ユーザーの電子メールアドレスと電話番号が、たとえ非公開にしている場合でも、このバグを利用して不正アクセスされた可能性があることが分かったという。パスワードなどの情報は流出していないと強調している。
バグは既に修正され、捜査当局と連携してこの問題への対応に当たっているとInstagramは説明。被害に遭ったアカウントは特定できていないものの、割合は低いとしている。
ユーザーに対しては、アカウントのセキュリティ対策に気を配り、知らない相手からの着信やメールといった不審な動きに注意するよう呼び掛けた。
報道によれば、Instagramから流出したとされる個人情報を検索できるWebサイトも開設された。米The Vergeによると、ハッカー集団はInstagramユーザー600万人の情報を入手したと主張。1回当たり10ドルで検索できるサービスを提供しているという。
同サイトから流出した情報はダークWebに出回っているといい、この中には有名俳優やミュージシャン、スポーツ選手の連絡先と思われる情報も含まれるとThe Vergeは伝えている。
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