サイバーリーズン・ジャパンが、次世代エンドポイント・セキュリティ・プラットフォーム「Cybereason Complete Endpoint Protection」を2月下旬以降に提供する。
サイバーリーズン・ジャパンが2018年1月16日、エンドポイント侵害検知や対処(EDR)と次世代アンチウイルス(NGAV=Next Generation AntiVirus)を統合した新プラットフォーム「Cybereason Complete Endpoint Protection」を発表、2月下旬以降に販売代理店を通じて提供する。
Cybereason Complete Endpoint Protectionは、これまで提供してきたEDR機能に、マルウェアが実行される前にブロックするNGAV機能を追加することで、あらゆる脅威に対応できることをうたう。同社のミッションである「サイバー攻撃におけるハッカーの優位性を覆す」をさらに推進するプラットフォームだという。
発表会では、同社 サイバーセキュリティ シニアディレクター アミ・ハユン(Ami Chayun)氏が登壇し、「当社はEDRソリューションを開発・提供してきたが、顧客ベースでアンケートを取ると、普段お使いのアンチウイルスソフトが侵入を止められず、EDRにまで達していることが分かった。そこで、階層化した防御を行う次世代のアンチウイルスソフトをセットで提供することにした」と説明。
NGAVの特徴は、AI(機械学習)による検知機能やランサムウエアの検知機能、PowerShellを利用した攻撃やファイルレスマルウェアといった高度な攻撃からの保護、既知のマルウエア対策などが挙げられる。
「昨今、高度なファイルレスマルウェアが増殖し、多くの顧客がPowerShellを悪用する脅威にさらされている。それをブロックするためにPowerShellエンジンを詳細に把握して可視化し、正当な利用なのか悪意のある利用なのかを判別する機能を開発した。こういったさまざまなプロテクションをEDRと統合することで、単にアラートを出すだけでなく、包括的に効率よく顧客を保護する次世代のサイバーセキュリティプラットフォームに仕上がった」と自信を述べた。
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