Agere Systems、マルチメディア携帯電話用ソリューション

» 2005年01月25日 23時29分 公開
[ITmedia]

 Agere Systemsは1月24日(米時間)、デュアルモードUMTS/EDGEマルチメディア携帯端末用チップセットおよびソフトウェア・ソリューションを発表した。

 本年後半に量産が予定されているSceptre HPUソリューションは、GPRSおよびEDGEプロトコル・スタックをベースとするデュアルモード・ソフトウェア・コアを実装しており、 ベースバンド処理機能とパワー・マネージメント機能の統合により、小さな実装面積を実現する。

 また、電力消費を低減し、クロック速度を下げ、リーク電流を削減することにより、端末の通話時間は最大で4時間、待ち受け時間は最大300時間まで延長されるという。3G/UMTSソリューション向け世界規格の3GPPリリース99に準拠し、00、850、1800、2100MHzの各周波数帯に対応。クワッド音声コーデックも実装している。

 同社のデュアルモード技術は、3G/UMTSサービスエリアで最大384 kbps、2.5G/EDGEサービスエリアで最大220kbpsのダウンロード速度を実現する。同ソリューションは2月14日から17日まで、フランスで開催される「3GSM World Congress」で展示される。

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