NEC通信システム、2部門でCMMレベル5を達成

» 2005年06月29日 12時04分 公開
[ITmedia]

 日本電気通信システムは6月28日、携帯電話用基地局装置に組み込まれるソフトウェアの開発を行なう「第一モバイルネットワーク事業部・第一開発部」と、「同・札幌開発部」の2部門で、CMMの最高位であるレベル5を達成したと発表した。

 「CMM (Capability Maturity Model)」は、米カーネギーメロン大学のソフトウェアエンジニアリング研究所が開発したプロセス成熟度モデルで、ソフトウェア開発プロセスの能力成熟度を評価・判定する国際標準的な指標となっているが、レベル5を達成した組織や部門は、世界的にもCMMを用いてプロセス改善に取り組んでいる組織全体の9パーセント程度だという。

 同社は平成12年4月に日本で初めてCMMレベル3を取得。それ以降も定量的な評価に基づくプロセス改善を進めて来たが、今後も通信機器の通信ソフトウェアから携帯電話、車載機器、デジタル家電機器の組込みソフトウェアまで、ソフトウェア開発プロセスの継続的な改善を図っていくという。

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