プッシュ式電子メールのVistoがGood Technologyを提訴

» 2006年02月01日 08時36分 公開
[ITmedia]

 プッシュ式電子メールサービスを手掛ける米Vistoは1月31日、Good Technologyを特許侵害でテキサス州東部地区米連邦地裁に提訴したと発表した。

 訴訟の中でVistoは、Good Technologyのプッシュ式電子メールサービス「GoodLink」など複数の製品とサービスで、Vistoが9年前から保有している特許数件を侵害されたと主張。これら製品に対する恒久禁止命令と、損害賠償の支払いを求めている。

 Vistoは昨年12月、Microsoftを相手取った特許侵害訴訟も起こしている。Vistoの技術は各種携帯機器向けにプッシュ式で電子メールを配信でき、ボーダフォン、Cingular、Sprint-Nextelなどの大手キャリアに採用されているという。

 米国では人気携帯機器のBlackBerryをめぐり、RIM対NTPの特許訴訟の影響で禁止命令が言い渡される公算が高まっているが、「Vistoなら、BlackBerryユーザーを含むすべてのユーザーが知的財産のリスクにさらされずに済むRIMの代替サービスを提供できる」とVisto社長兼CEOのブライアン・ボゴシアン氏は強調している。

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