大日本印刷、ワンセグ向け地図データ配信サービスを開始

» 2006年09月13日 23時56分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷は9月13日より、ワンセグ放送向けに日本全国の詳細な地図データを配信するASPサービスを開始する。

 同サービスは、ワンセグ放送のデータ放送コンテンツ内に、地図データを表示できるもの。各放送局は大日本印刷が提供する管理画面上で、住所や郵便番号を入力することにより、目的の地図およびその地図を表示するための変数を取得。その変数を専用記述言語であるBML内に記述することで、データ放送コンテンツ内に地図を表示できる。マウス操作により、表示するエリアの微調整や、表示される地図データの縮尺設定なども可能だ。

 使用する地図データはゼンリンのものを使用しており、全国の道路地図に加え、約1300の主要都市で建物の形、道路の幅、ビルの名称などの詳細情報を含む市街地図を収録している。また、ワンセグのデータ放送画面向けに最適化された地図データも提供する。

 料金プランは、月額利用費固定プランとアフィリエイトサービスプランの2つを用意した。月額利用費固定プランは、使用する地図データの点数が月間10万アクセスまで制限せず、視聴者に対しデータ放送上での地図表示エリアの移動や、縮尺変更などのインタフェースを提供可能。

 アフィリエイトサービスプランでは、データ放送から視聴者が参照できる地図は最初に表示される1点のみとなり、視聴者に地図表示エリアの移動や、縮尺変更などのインタフェースを提供する機能は含まれない。地図の表示エリアの移動などを行う場合は、ゼンリンデータコムが提供する有料の携帯電話向け地図配信サービスに加入する必要があり、視聴者がデータ放送コンテンツを経由して、同サービスに加入した際に、加入料から放送局に対して成果報酬型広告費が支払われる。

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