D2C、携帯広告のクチコミ効果を追跡するシステム

» 2006年09月20日 23時12分 公開
[ITmedia]

 ディーツー コミュニケーションズとクロスワープは9月20日、携帯電話を利用した広告のクチコミ効果をトラッキングし、数値化できるシステムを共同で開発したと発表した。

 同システムは、PC環境のバイラルマーケティング効果測定で用いられているクロスワープの技術を、携帯電話向けとして開発したもの。1人の情報発信者からどのくらいの時間を経てどのように情報が拡散するか、といった詳細なデータを、数値化・可視化できるという。

 両社は現在、iモード向けの「とくするメニュー」において、NECが運営するFeliCa対応携帯電話向けサービス「トクトクポケット」と、シンクウェアが運営する映画総合情報サイト「CinemaStylei」内の映画「フラガール」特設ページの各キャンペーンサイトに同システムを提供している。同キャンペーンでは、クチコミ動向調査も並行して行い、その結果を分析することにより、バイラルマーケティング商品の開発に役立てていく。

 同ソリューションはディーツー コミュニケーションズを通じて販売されており、今後は、同社が提供する各広告メニューと連動したオプションのソリューションとしても、広く提供される予定だ。

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