NEC、PC向けWebサイトを携帯で快適に閲覧する技術を開発

» 2006年11月24日 22時02分 公開
[ITmedia]

 NECは11月24日、携帯の画面上に表示したPC向けWebサイトの縮小イメージから、閲覧したい部分の詳細情報を効率的に表示する技術を開発したと発表した。

 サーバ上の「レイアウト解析エンジン」が、Webサイトを表示内容ごとに区切ったブロック構造の情報を抽出することで、画面上にWebサイトの縮小イメージ、およびブロックのタイトル文字列を表示する。

 ユーザーは方向キーでブロックを選択することにより、目的の情報を快適に閲覧することができ、従来のモバイルブラウザを使用した場合と比較すると、約15分の1の操作で目的の情報まで到達できたという。また、同ブラウザでWebサイトを閲覧する場合、コンテンツをすべてダウンロードする必要がないため、パケット通信量が約60%低減されたとのこと。

 NECは同技術の早期実用化を目指すとともに、テレビPDAなど用途拡大のための研究、開発も進めていく予定だという。なお、今回の成果は12月6日から8日まで東京ビッグサイトで開催の「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2006」に出展される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.