通常,インターネット上の多くのサイトではホームページのアドレスの頭に「www」が付けられている。しかし,wwwがなくてもアクセスできるサイトを見かけることがないだろうか。例えば,「www.hogehoge.com」が「hogehoge.com」でアクセスできるという具合だ。
このテクニックは,次のようにDNSの設定を変えることで実現できる。
1. アクセスするドメインのZONEファイルを見つける
Red Hat Linuxであれば,標準で「/var/named/」下に設定されている。/etc/named.confの中で設定されているので確認してみるのもよいだろう。
options { directory "/var/named"; }; |
2. ZONEファイルを編集する
ZONEファイルの中で次のような行を加えよう。「@」でAレコードを定義しているのがポイントだ。
localhost A 127.0.0.1 @ A 210.xxx.xxx.184 www A 210.xxx.xxx.184 mail A 210.xxx.xxx.184 ftp A 210.xxx.xxx.184 |
ちなみに「@」は省略表記であって,ゾーンが「hogehoge.com.」であれば次のように記述するのと同じ意味である。
hogehoge.com. A 210.xxx.xxx.184 |
3. namedを再起動する
# /etc/rc.d/init.d/named restart |
あとは,ZONEが上流に反映されるまでしばらく待ってみよう。
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