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» 2001年06月13日 00時00分 UPDATE

Xでホイールマウスを使いたい

[木田佳克,ITmedia]

 ここでは,IMWheelと呼ばれるツールを使った方法を紹介しよう。まず最初に,IMWheelのホームページから,「imwheel-0.9.9.tar.gz」(2001年6月13日現在)をダウンロードする。インストール方法は,次の通りだ。特にエラーもなくコンパイルできるはずだ。

# rpm -qa |grep imwheel
※すでにRPMパッケージでインストールされていないか確認しておいてもよいだろう

$ tar xzfv imwheel-0.9.9.tar.gz
$ cd imwh[Tab] ←[Tab]キー補完
$ ./configure
$ make
$ su
# make install
# which imwheel
/usr/local/bin/imwheel

※これで「/usr/local/bin/」ディレクトリ下にインストールされたことが分かる。

 次に,imwheelを自動起動させるために,「/etc/X11/xinit/xinitrc」ファイルを編集しよう。

# vi /etc/X11/xinit/xinitrc

/usr/local/bin/imwheel &
※任意の行にこの記述を加える

 さらにX Windowの設定が記述されている「XF86Config」ファイルの編集をする。「Section "Pointer"」を見つけて,次のように記述すればよい。すでに「Emulation3Buttons」の項目があれば,行頭に「#」を付けてコメントアウトしておこう。

# vi /etc/X11/XF86Config

Section "Pointer"
   Protocol "IMPS/2"
   Device  "/dev/mouse"
   Buttons  3
   ZAxisMapping  4 5
EndSection

 以上の設定を終えてから再起動をしてみれば,Netscape Communicatorなどでホイール操作が使えることが分かる。

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