「最近使ったファイル」一覧を簡単にクリアしたい

　スタートメニューから「最近使ったファイル(D)」を選択すると，最近利用したファイルを参照することができる。この機能は便利だが，行動がひと目で分かってしまうためプライベートな情報として気をつけたい。

　そこで，見られては困ると思ったらリスト情報をクリアしよう。通常は，「設定」→「タスクバーとスタートメニュー」から「スタートメニューの設定」を選択し，「最近使ったファイルの一覧」→「クリア(C)」という手順を行うだろう。しかし，次のようにバッチファイルを作成しておけば，アイコンをクリックするだけで簡単にクリアすることが可能だ。

スタートメニューから「最近使ったファイル(D)」を選択する

デスクトップ上で右クリックをして「新規作成(N)」→「テキスト文書」を選択

作成された「新規テキスト文書.txt」を，メモ帳やエディタなどで開き，「echo y| del \windows\recent\*.* 」と入力して保存する

保存したテキストファイルを選択し，「F2」キーを押して「最近使ったファイルの削除.bat」などと適当な名前に変更しよう。なお，拡張子は必ず「bat」にすること

変更しようとすると警告メッセージが表示されるが，気にせずに「はい(Y)」をクリックしよう

できあがったバッチファイルで右クリックし「プロパティ(R)」を選択し，「プログラム」タグを選択する。「実行時の大きさ(R)」を「最小化の状態」にして，「プログラム終了時にウィンドウを閉じる(X)」にチェックして「OK」をクリックしよう

バッチファイルを実行させると，削除を自動実行する。終わってから最近使ったファイルを見ると，リストがクリアされているのが分かるだろう