CD-ROMからファイルをコピーした場合,ファイルに読み取り属性が付いている。
一般のアプリケーションであればインストールする際に自動的に変換される場合が多いが,ソフトによっては読み取り属性のままでは不具合が起こる。設定が保存できない,編集ができないなどの問題も考えられる。
このような場合は,読み取り属性を外すことになる。しかし,いくつものフォルダが階層構造になっている場合は,いちどにすべてのファイルを選択できずとても手間がかかるだろう。
そんな時は,MS-DOSコマンド「attrib」を活用してみよう。読み取り属性を外すには「-r」オプション,逆に付加させるには「+r」オプションを使う。「/s」オプションを付けることで,サブフォルダも対象となるのだ。
例えば,変更したいファイルがd:\test以下にある場合は「MS-DOSプロンプト」を起動して,次のように入力すればよい。
> attrib -r d:\test /s |
CD-ROMからコピーしたすべてのファイルには,読み取り属性が設定されている
「MS-DOSプロンプト」を起動して目的のフォルダを指定しよう。「/s」オプションを指定すれば,サブフォルダ(ディレクトリ)も含めたすべてのファイルの読み取り属性が外される
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.