「最近使ったファイル」に履歴が残らない

　「スタート」→「最近使ったファイル(D)」には，最近編集などを行ったファイルへのショートカットが作成されるようになっている。しかし，ここに表示されるものはすべてのファイルが対象とはなっていないため，タイトルのような問題がよく起こる。

　たとえば，Windowsに完全対応されていないアプリケーションを利用したり，独自のシステムコール（Windowsとのやり取り手順）でファイルを読み込んでいるソフトが，この問題原因に該当する。このような使用環境では，「最近使ったファイル」には登録されないのだ。

　ただし，このようなソフトで読み込んだ場合でも，文書（データ）アイコンをダブルクリックした際には，ソフトの種類に関らず「最近使ったファイル」に登録される。

　また，Windows 98で動作が保証されているソフトであれば，ほとんどの場合でファイルの保存先が標準で「マイドキュメント」内である。自分で作成したデータの保存先を「マイドキュメント」フォルダに保存するようにすれば，呼び出すのが楽になるだろう。さらに，「マイドキュメントのフォルダの場所を変更したい」を参考にすれば，自由に保存先のフォルダを変更することが可能だ。

「最近使ったファイル(D)」を利用すれば，頻繁に利用するファイルにすばやくアクセスできる。しかし，必ずしもすべてのファイルが登録されるわけではない。その場合，「マイドキュメント」に保存するように心がければ，最上段に必ず表示されるため読み込むことが容易になる