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» 2001年11月29日 00時00分 UPDATE

「セキュリティ証明に問題があります」という警告が出る

[森川拓男,ITmedia]

 Internet ExplorerでWebサイトを巡回していると,「セキュリティで保護されたページ」にアクセスすることがある。銀行やオンラインショッピング決済ページなど,重要なデータをやりとりする際に接続されることが多い。この場合はメッセージが表示されたうえで,接続後にブラウザの右下に鍵マークが表示されてセキュリティで保護されたページであることを示すようになっている。だが,まれに以下のような警告が出ることがある。

このサイトと取り交わす情報は、他の人から読み取られたり変更されることはありません。しかし、このサイトのセキュリティ証明には問題があります。

 このメッセージが表示された場合,セキュリティ保護のページではあるものの,安全を保障する情報に,何らかの不備があることを示している。このメッセージが表示されることが必ずしも問題サイトであるというわけではないが,公的機関や会社などからのデータ漏れ事故などが問題になってきているので,このようなエラーが表示されたページは利用しないほうが得策だ。

 また,Googleなどの検索サイトでキャッシュからアクセスした場合や,リンク集から訪ねたサイトでこのエラーが出る場合がある。この場合は,サイト自体が移転,もしくは廃止されていて,放置されていた昔のページを表示しようとしたために発生した場合もある。この場合は最新のURLにアクセスすれば通常のセキュリティ警告が出るはずだ。

画面
「このサイトと取り交わす情報は、他の人から読み取られたり変更されることはありません。しかし、このサイトのセキュリティ証明には問題があります。」というエラーが出た場合,セキュリティの信頼性に問題が生じ始めている可能性があるので,怪しいサイトの場合は「いいえ」をクリックするのが無難だ

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