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» 2004年01月08日 00時00分 UPDATE

情報システム用語事典:SPI(えすぴーあい)

synthetic personality inventory / 総合適性検査

[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 企業の人事選考などにおいて、能力面と性格面の2つの側面から総合的に人材の資質を測定・評価するために利用される総合適性検査。米ミネソタ大学の心理テストMMPI(minnesota multiphasic personality inventory)などを原型として、1974年に日本リクルートセンター(現リクルート)の人事測定事業部が開発した。現在は、SPI2としてリクルートマネジメントソリューションズが扱っている。

 採用選考時の筆記試験として多くの企業で導入されており、ポピュラーな存在になっている。応募者多数の場合の1次選考用テストのほか、面接時の基礎資料作り、面接と併せた総合評価のための客観データ・比較データを得るためのテストとしても利用される。また、配置配属、昇進昇格、育成など企業人事のさまざまな場面でも活用可能になっている。

 HRRが提供するサービスとしては、利用する場面や検査対象(社会人か学生か)などによってバリエーションが存在する。基本形は、能力適性検査と性格適性検査からなり、全体を18尺度に分類し、被験者を分析する。

 性格検査はSPIのベースになるもので、情緒的側面(情緒的にどのくらい安定しているか、対人関係や組織への適応力を測定)、行動的側面(行動力、社交性、根気などを測定)、意欲的側面(やる気、意欲、活力などを測定)、性格類型(興味や関心の方向、ものの見方、判断の方法などについて類型化)からなる。

 能力検査は、語彙力や読解力などの国語力(言語能力)、虫食い算や方程式、物理的問題などの論理的思考・推理力(数理能力)などが試される。知識の量を問うのではなく、思考や判断、作業の速さ・正確さなどを測定するもので、中学から高校前半レベルの問題が出題される。

 試験はマークシートによる択一式で、限られた時間で幅広い分野から出題される膨大な量の設問に答える集中力も要求される。

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