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» 2005年08月25日 00時00分 UPDATE

情報システム用語事典:WBS辞書(だぶりゅーびーえすじしょ)

WBS dictionary / WBSディクショナリー

[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 WBSの各要素の詳細を記したドキュメント群のこと。WBSを構成するすべてのWBS要素について作成される。上位レベルのサマリ要素と最下層レベルのワークパッケージでは、記述内容・項目は異なることがある。

 WBS辞書には、そのWBS要素の階層レベル、先行WBS要素や後続WBS要素、スケジュール日付、実施に必要な成果物・リソース、作業担当者や実施責任者、管理責任者、承認者、完了条件あるいは完成させるべき成果物(仕様)、予想されるリスク、コストなどが記述される。WBS要素がワークパッケージであれば、そこで実施されるアクティビティの内容を定義し、必要に応じて具体的な手順や制約条件などを記載する。

 WBSはプロジェクト全体を一目で把握できるように図表を作る手法だが、要素分解のために各WBS要素には簡潔な名称を付けることが推奨されており、その明確な内容と意味をきちんと定義できない。そこですべてのWBS要素(すなわちプロジェクト全体のスコープ)を包括的かつ明示的に定義して、誤解やあいまいさを排除するために作成されるのがWBS辞書である。

 WBS辞書はWBSと連動するものであって、WBS要素の内容に変更が生じた場合、その上位あるいは下位の要素を含めて修正される。また、WBS辞書を整備・運用することにより、SOWや作業指示書などを作成する際にも内容を参照・再利用することができる。

 紙ベースでWBSとWBS辞書を作る場合はWBS番号によって両者を関連付けるが、Microsoft Projectのようなプロジェクト管理ソフトでは、WBS図の各WBS要素とWBS辞書の各項目を直接リンクして管理、活用することができる。

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