DFSS(でぃーえふえすえす)情報マネジメント用語辞典

design for six sigma / シックスシグマのための設計

» 2006年02月14日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 シックスシグマ活動における品質向上アプローチの1つ。製品やサービスを開発・生産・提供するに当たって要求品質が得られるようにするため、製造時ないし使用時の不確定要素に対するロバスト性(頑健性)が高くなるよう、設計を行うことをいう。一般にシックスシグマ(DMAIC)をマスターした組織が実施する。

 シックスシグマの第1ステップは、DMAICサイクルを通じて製造工程などのプロセスを改善することだが、製造工程が一定の水準に達したとしても、設計品質の低い製品は最終製品でも品質の維持・向上が困難だったり、コスト高になってしまったりする。そこで製品・サービスを設計する段階でQFD(品質機能展開)やタグチメソッドなどの手法を適用し、製品自体のロバスト性を高くすることを目指すアプローチがDFSSである。

参考文献

▼『リーンシグマ経営――デマンド・エコノミー時代の物づくり革命』 アナンド・シャーマ、パトリシア▼E・ムーディー=著/青木保彦=監訳/安藤紫、伊藤充利=訳/ダイヤモンド社/2003年2月(『The Perfect Engine: Driving Manufacturing Breakthroughs with the Global Production System』の邦訳)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ