設計支援ツール「JUDE」、教育機関向けの新ライセンスを発表利用料は年間5万円

» 2008年02月19日 00時00分 公開
[谷古宇浩司,@IT]

 チェンジビジョンは2月19日、設計支援ツール「JUDE/Professional」において、教育機関向けの新たなライセンス「ファカルティサイトライセンス」を提供すると発表した。年間5万円(税別)の利用料で教育設備のコンピュータおよび教員や学生個人のコンピュータにインストールできる。適用団体は、高等専門学校、大学、大学院などの教育機関。学部または学科単位を想定する。

 企業への一括導入を支援する「コーポレートライセンス」も用意した。100ユーザーを下限とし、1年間1ユーザーあたり1万円(税別)の利用料で企業の一括導入を促進する。契約企業や子会社、開発協力会社へのライセンス提供も可能。ただし、その場合は適用範囲の明示が必要。

 同社によると、「JUDE/Professional」の有償版は国内で約2万ライセンスの出荷実績がある(無償版は国内外合わせて約22万ライセンスの出荷)。次期バージョンに搭載する新機能と新ライセンスの提供で2008年度は国内5万ライセンスの出荷を目指す。

 チェンジビジョン 代表取締役社長 平鍋健児氏はファカルティサイトライセンスについて「大学教育の現場で使ってほしい。設計などの演習でJUDE/Professionalが使われている例もある」とし、コーポレートライセンスについては「ツールの一括導入は開発プロセスの標準化にもつながる。ツールの標準化が行われていれば、例えば、(システム)仕様のやり取りをスムーズに行えるようになる」と話す。

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