オラクルの需要管理ソフト、キャンペーン効果を予測するOracle Demantra 7.1.1 リリース

» 2008年03月03日 00時00分 公開
[谷古宇浩司,@IT]

 日本オラクルは3月3日、需要計画管理ソフトウェア「Oracle Demantra 7.1.1」を発表した。基幹システムに蓄えられた情報を元に、製品などの需要を予測・管理し、需要変動へのリアルタイムな計画調整と需要形成計画の管理を行う。消費税込みで2940万円から。

 製品やサービスのライフサイクルの短期化、在庫削減や多拠点展開に取り組む製造業、流通業を主なターゲットとする。需要予測および販売目標達成のための収益計画の策定を実現するいくつかの機能群で構成されている。

 需要管理を行う機能「Demantra Demand Management」は、リアルタイムの需要予測、関係部署間のコラボレーションによる予測精度の改善、例外管理、監査証跡、実績管理の統合、新製品投入時の需要予測が可能。

日本オラクル写真 日本オラクル 製品戦略統括本部 アプリケーションビジネス推進本部長 ディレクター 塚越秀吉氏

 「Demantra Advanced Forecasting and Demand Modeling」は、予測と需要モデリングを行う。イベントや販促効果を、販売量、共食い現象、流通在庫などを考慮して予測し、モデリングができる。

 「Demantra Real-Time Sales and Opelations Planning」は、リアルタイムな販売とオペレーションを行う機能。リアルタイムな需要供給データの収集と一元管理、シミュレーションと分析、営業、財務、精算、購買、物流を紐付ける計画プロセスの実行が可能。

 販促計画を行う「Demantra Predictive Trade Planning」は、販売量の予測と増収計算による統計的な分析、収益性を高めるための需要形成計画を行う。

 そのほか、販促計画の最適化を分析する機能や、割引管理と決済管理を行う機能などがある。

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