小・中規模向けCMS、京大発のベンチャーがGPLでリリースへテンプレートは「ほぼHTML」

» 2008年03月03日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 ソフトウェア開発ベンチャーの日本情報化農業研究所は3月3日、小・中規模サイト向けCMS「SOY CMS」の正式配布を3月17日に開始すると発表した。GPLv2、またはソースコードの公開義務のない有償ライセンスの2種類で提供する。ライセンス形態によらず、サポート料金は月間3インシデントまでが5万2500円、10インシデントまでが10万5000円。PHPやSQLite2が利用可能なApacheサーバの環境があれば導入できる。

 「ダイナミック編集機能」の搭載により、記事およびCSSをプレビューから直接編集することができる。また、テンプレートはほぼHTML形式となっていて、Webブラウザや編集ツールでそのまま開くことができるという。従来のCMSでは、JavaScriptを多用したWebサイトやデザイン性の高いWebサイトで、HTMLをテンプレートに整形する手間があった。

 ページ単位、もしくは記事単位で管理を行う。新着情報追加の自動化や、記事埋込による複数ページの一括更新も可能。ブログも作成できる。

 Web制作業者や広告代理店、既存のWebサイトにそのままCMSを導入するといった法人需要も見込んでおり、2009年度末までに小規模CMSでシェア1位を目標にするという。

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