構成・変更管理ツールの最新バージョン、ボーランドリモートクライアントが高速化

» 2008年03月05日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 ボーランドは3月5日、構成・変更管理ツールの最新バージョン「Borland StarTeam 2008日本語版」を発売した。ソフトウェア開発プロジェクトで発生するソースコードや関連ドキュメントなどの成果物と、プロジェクトメンバーの作業を一元的に管理できる。価格は税込みで1ユーザーライセンス15万75000円から。

 StarTeamは、ソースコードやドキュメントなどの成果物と変更履歴をデータベース上で管理するための「構成管理」機能(バージョン管理、リリース管理、アクセス管理)と、バグ修正や機能追加などソフトウェア開発における変更要求とその作業プロセスや履歴を管理するための「変更管理」機能(要求管理、プロセス管理、作業管理)を備える。

 また、オフショアなど遠隔地との共同開発を支援するために、集中型リポジトリ方式を採用したほか、HTTPS/VPN接続によりリポジトリへのセキュアなアクセスを可能にするJavaクライアントを提供。Javaクライアントはキャッシュも備える。

 今回、新機能として、従来ファイル単位だったキャッシュを、変更要求やタスクといったオブジェクト単位として遠隔地でのアクセスを高速化したことや、同一リリースにおけるベースラインの差分抽出が可能になり、各ビルド間の比較を容易できるようにしたことなどが挙げられる。対応プラットフォームには、新たにWindows Vista(クライアント)、データベースとして64ビット版のOracle Database、SQL Server 2005が加わった。

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