アジア太平洋地域のネット利用者数が3億人突破全世界では8億2400万人

» 2008年03月19日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 米調査会社comScoreは3月18日、最新のインターネット利用者動向調査を発表した。2008年1月時点でアジア・パシフィック地域の15才以上のインターネット利用者数は前年比14%の伸びで3億人の大台に乗り、昨年に続いて地域別で最大となった。各地域での利用者数は欧州が2億3000万人、北米が1億8000万人、南米が5900万人、中東・アフリカが4000万人となっている。これらの数字に携帯電話やPDA、インターネットカフェなどからの利用は含まれない。

 伸び率で見ると、米国を含む北米地域が5.7%、また欧州が6.8%と低い一方、中東・アフリカ、南米はそれぞれ20.2%、16.6%と高く、新興国のインターネットの利用者数の伸びが速い様子がうかがえる。1996年の時点でインターネット利用者の3人に2人の割合(66%)だった米国人の比率は、現在5人に1人(21%)まで落ちている。

 また同調査で、SNS利用者数は前年比34%増の5億3000万人となったことも明らかになった。MySpaceとFacebookはグローバル市場で接戦。ともに毎月1億人を超えるユーザーが利用している。

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