回収期間法(かいしゅうきかんほう)情報システム用語事典

payback period method / ペイバック法

» 2008年04月08日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 投資効果を評価する方法の1つで、投資額が何年で回収されるかを算定し、その期間(年数)によって投資事案を評価する手法である。

 投資によって生み出されるキャッシュフローの累計額が投資額と等しくなる期間を年で示す値(投資回収年数)を求め、基準よりも短期間であれば投資を行い、そうでなければ見送る。投資案件が複数ある場合は、より投資回収年数が短いものを選択する。

 回収期間法は計算が非常に簡単な点はメリットだが、貨幣の時間的価値や資本コストを考慮しておらず、回収期間以降のキャッシュフローを考慮していないなどの欠点がある。投資リスクが大きく資金の早期回収が優先される場合には一定の有効性があると位置付けられる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ