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» 2008年04月22日 00時00分 UPDATE

.NETで操作性も向上:日本特有の“根回し”ができるワークフロー構築ソフト

[大津心,@IT]

 キヤノンソフトウェアは4月21日、ワークフロー構築ソフトウェア「Web Plant V1.1.0」を4月25日より販売開始すると発表した。同社が2007年秋にリリースしたWeb Plantの最新版で、よりよい操作性を求めて開発言語をJavaから.NETに変更したのが特徴だ。

 キヤノンソフトウェアは1997年からワークフローソフトウェアを提供しており、2001年には「Web-CADDY/J」をリリース。2007年には現行のWeb Plantにモデルチェンジした。Web Plantはリリース約半年間ですでに14社へ導入済みだという。

 Web Plantの特徴は、プロセス重視の構造とブラウザベースで利用できる点だ。プロセスは、条件分岐や承認、差し戻しといった各種フロー制御をノンプログラミングで設定できるため、ユーザー自身で高度な経路定義ができる点がポイントとなっている。プロセスでは、日本でよくある“根回し”がフロー上で実現できるほか、「5万円以上なら部長決裁が必要」といった条件分岐も容易に設定できるという。

Web Plant写真 Web Plantの画面イメージ。.NETで開発したことで操作性が向上したという

 既存システムとの連携も考慮し、人事・給与システムや財務・会計システムと連携して人事や経費申請ができる。また、内部統制や日本版SOX法への配慮から、開発者が本番環境に直接触れないようにした仕組みや、ログをすべて集積・管理するなど、IT統制への配慮も考慮した設計となっている。

 最新版のV1.1.0では、開発言語をJavaから.NETに変更し、ブラウザ上の表現力の向上やパフォーマンス向上に貢献しているという。また、シングルサインオン機能や上長がなかなか承認しない場合に自動的に催促メールを送る催促機能、外部プログラムを自動的に呼び出して処理結果を待つ自動実行アクティビティ機能などを新たに搭載した。価格は、小規模ユーザー向けの「Web Plant ベースキット」でライセンス価格が210万円から。大規模ユーザー向けの「Web Plant ベースキット」でライセンス価格が525万円から。

 キヤノンソフトウェア 商品企画本部 ソリューション商品企画部 ワークフロー商品企画課 中井敏博氏は、「500名以上の企業を対象に提供している。ワークフロー製品としているが、どちらかというとビジネスプロセス管理製品に近い。2009年までに80社10億円の売り上げを目指す」とコメントした。

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