阪神淡路大震災クラスの地震にも耐えられるラックAPCらがデータセンター向けラック免震装置発売へ

» 2008年05月13日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 データセンタ関連ソリューションのエーピーシー・ジャパン(APC)とベストソリューションズは5月13日、APCが提供するラック「NetShelter SX」対応のラック免震装置「ISO-Modular for APC」を発売すると発表した。ベストソリューションズは免震装置で高い国内マーケットシェアをもつ。価格は40万円(税込み)で5月20日に発売する。1台当たり2台のラックを載せられる。搭載重量は1台当たり1200キロ。

 APCでは2007年4月から明治大学との共同研究で、NetShelter SXが阪神淡路大震災クラスの地震にも耐えられることを確認したという。しかし、その後の研究では建物の揺れで増幅される振動があるため、ラックには耐震性だけではなく、免震機能が必要であることが分かったという。

 ISO-Modular for APCは、6階建て以下の建物に対して有効な地震対策となるNetShelter SX専用の免震装置。直下型地震および海溝型地震のどちらにも対応する。

ラック免震装置「ISO-Modular for APC」

 APCによればデータセンターの地震対策について利用者の55%が「何も対策していない」と回答しているという。

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