HP、Windowsアプリの自動テストツールを大幅に機能強化旧マーキュリー「WinRunner」の後継製品

» 2008年05月30日 00時00分 公開
[吉村哲樹,@IT]

 日本ヒューレット・パッカードは5月30日、アプリケーション機能テストツール「HP QuickTest Professional」の最新バージョン「HP QuickTest Professional 9.5」の提供を開始すると発表した。同製品は、同社の総合品質保証管理ソリューション「HP Quality Center」を構成するソフトウェアとして、6月2日から販売・出荷を開始する。

 HP QuickTest Professional 9.5は、Windowsアプリケーション用の自動テストスクリプトを生成し、ブラックボックステストを自動実行できるテストツール。旧マーキュリー・インタラクティブのテストツール「WinRunner」の後継製品として位置付けられている。アプリケーションの機能テスト時に本来は手動で実行する操作をスクリプト化し、自動実行するほか、「キーワード駆動型テスト」と呼ばれる独自の機能で、テストケースの作成やテスト環境の管理を効率化する。

 新バージョンでは従来の機能に、テストスクリプトに設定するチェックポイントの再利用機能、テストスクリプトのメンテナンス機能、ツール習得期間を短縮するプロセスガイダンス機能などを追加した。また、Webアプリケーションの独自開発コントロールをテストする機能も新たに搭載した。

写真 キーワード駆動型テストの実行画面とプロセスガイダンス機能(英語版、日本語版とは表示が異なる)

 同社では、こうした機能強化でユーザーはさらにテストの効率化を図り、市場への俊敏な対応や競争上の優位性を獲得できるとしている。同製品の価格は134万4000円(税込み)からとなっている。

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