IBMがWebShereの日本語最新版を発売へメモリ使用効率向上で大規模システムに対応

» 2008年09月17日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 日本IBMは9月17日、アプリケーションサーバの最新版「IBM WebSphere Application Server V7.0」(WAS7.0)と、その開発環境「IBM Rational Application Developer for WebSphere Software V7.5」の日本語版を発表した。9月27日から出荷する。使用料金はWASが100VU(機種別サーバー単位課金)で25万7500円から、Rational Application Developer for WebShere Softwareが60万6400円から。

 Javaの最新バージョンであるJava EE5やJava SE6に対応するほか、旧バージョンのいずれにも対応。複数バージョンを1つの画面から管理できる。旧バージョンにも対応することで、既存アプリケーション資産を継続的にサポートできるという。

 前バージョンに比べてメモリ使用効率を向上。Webアプリケーションの処理性能が最大約2倍に向上し、大規模システムに対応できるようになったという。また、新機能の「WebSphereセキュリティー・ドメイン」により、アプリケーションごとに、より細やかなセキュリティレベルを設定することが可能となった。「セキュリティー監査機能」の追加により、セキュリティ構成やアクセス制御ポリシーの変更など、多数のセキュリティ関連イベントの追跡を行うことができ、アプリケーションの監査や認証、許可の記録ができるようになった。監査記録へのアクセス制限もかけられ、職掌分離による内部統制を支援する。例えば、システム管理者はシステムやアプリケーションの起動・停止・実行優先順位の変更など強力な権限を持つが、監査記録へのアクセスを禁止でき、システム管理者による監査記録の改変を防ぐことができる。

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