ソフトブレーン、ネオジャパン、センクの3社は9月19日、ソフトブレーンのSFAとネオジャパンのグループウェアを組み合わせたSaaS型サービス「Fusion Edition for eセールスマネージャー&desknet's」(以下、Fusion Edition)を2009年春から提供すると発表した。
Fusion Editionは、ソフトブレーンのSFA「eセールスマネージャー」とネオジャパンのグループウェア「desknet's」をセンクにOEM供給し、センクがSaaS形式で提供するというもの。センクは両ソフトをインテグレーションし、仮想化技術により同一プラットフォーム上で提供。各種データやインターフェイスなどを統合し、1つのソフトウェアを利用しているかのように使用することができるという。
具体的には、両ソフトウェアデータベースに保存されている顧客情報やスケジュール情報、ToDoリストなどの各データを連携。それぞれの特徴を生かしつつ、情報共有と営業情報を共有することが可能になるとした。
センクは両社ソフトのインテグレーションのほか、イージェネラやVMwareなどの仮想技術を利用した統合環境を用意する。特にeセールスマネージャー向けには、「ウエディング」「医薬メーカー」「科学」「広告代理店」「住宅販売」「電力」など36業種について、業界別のテンプレートを用意した。センク 代表取締役社長 横田剛直氏は、「営業支援ソフトの場合、業界ごとに項目がかなり違うので、テンプレートがないと合わずに使われなくなってしまうケースが多い。従って36業種別のテンプレートを用意することは、かなり大きなメリットだ」と説明した。
ソフトブレーン 代表取締役社長 秋山真咲氏は、「当社はいままで大企業を中心にeセールスマネージャーを提供してきたため、オンプレミス形式で利用するユーザーがほとんどだった。今後、中小、中堅企業向けにサービスを提供するためには、SaaS形式での提供の方がより適していると考え、今回の提供に至った」とコメントした。
価格は初期費用が5万2500円、月額費用が1ユーザー当たり6300円から。初年度5億円の売り上げを目指す。
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