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» 2009年09月03日 00時00分 公開

ソフトウェアAG、中堅向けBPM製品を積極展開:「永続的な効率化、1200万円で実現します」

[内野宏信,@IT]

 ソフトウェア・エー・ジーは9月3日、中堅企業向けBPM製品「webMethods BPMS クイックパック」の説明会を行った。導入パートナーのキヤノンソフトウェアと2009年8月5日に共同で提供開始した製品で、業務プロセス整備や既存IT資産の統合をサポートし、企業のQCD(品質・コスト・納期)対策を大きく支援するという。

 webMethods BPMS クイックパックは、BPM、SOA、EAI、アプリケーション・モダナイゼーションなどを実現する製品群「webMethods スイート」を基に、BPM実践に必須の機能をパッケージ化した製品。分断された業務プロセスを連携することで、全社レベルの統合ワークフローを構築、業務効率化や業務とITの連携強化を実現するという。販売ターゲットとしては、年間売上高が1000億円以下、従業員1000人以下の中堅企業を想定している。

写真 ソフトウェア・エー・ジー ソリューション コンサルティング ウェブメソッド バイスプレジデントの木村礼壮氏

 ソフトウェア・エー・ジー ソリューション コンサルティング ウェブメソッド バイスプレジデントの木村礼壮氏は、「現在、多くの企業が複数のITシステムを使用しているが、システム同士が連携していない例が多く、必要な情報を探すのに時間がかかる、業務プロセスのどこに問題があるのか分からない、市場の動きに応じて業務プロセスを素早く変更することができないといった問題を抱えている。近年、そうした問題解決ニーズが、大企業に限らず中堅企業でも高まっていることから、より使いやすく、低価格なBPM製品を提供したいと考えた」と解説した。

 特徴は、GUIを使って視覚的にプロセスを定義できること。また、人が関与するプロセスでは、支援システムにデータを入出力するUIが求められるが、本製品は各サービスに最適な入出力フィールドのひな型を自動的に生成、それを基に、ユーザーが文字入力/選択入力といった操作性、色使いなどのデザイン面を自由にアレンジしたうえで、コーディングなしでUIに実装できる。一度作ったサービスをポートレット化して使い回したり、サービス同士を組み合わせて新たなサービスを作ることも可能だ。

 「これにより、システムごとにばらばらだったUIを1つの画面に統合して、必要な情報をすぐに表示・変更・追加できる環境も整えられる。業務プロセス全体の流れを俯瞰(ふかん)し、整備できるとともに、システムの使い勝手も追求できる点は、業務効率化を大きく後押しする」(木村氏)

写真 業務フロー図を描く感覚でシンプルにプロセスを定義できる

 業務プロセスのモニタリング・分析機能もポイントだ。「プロセスサイクルタイム」「各プロセスの滞在時間」といった時間軸や、「処理件数」「滞留件数」といったインスタンス数の軸など、あらゆる軸で分析レポートを表示できる。また、各モニタリング項目にKPIを設定できるため、ボトルネックとなっているプロセスの早期発見も可能だ。

 さらに、『数値が上昇傾向になった』など、あらかじめ設定したルールに当てはまる状態になるとアラートを発する機能や、経営層、管理層、現場層といった職級に応じて提供する情報を変える「階層別モニタリング機能」も装備。「効率的なプロセス構築に向けて着実に継続的改善を図れる機能を用意した」(木村氏)という。

 開発を必要としないため、導入期間は約2カ月。2009年12月31日まで1200万円(税別)で提供する。また、中堅企業ではIT専任の要員確保が難しい事情にも配慮し、24時間365日のサポートも用意した。木村氏は「9月3日現在、すでに複数社から引き合いがある。今後は導入パートナーを増やしつつ、年間10億円の売り上げを目指したい」と話している。

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