インフォマティカ、データ品質管理ソフトの新版発表富士通とデータクレンジング機能を共同開発

» 2009年09月17日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 インフォマティカ・ジャパンは9月16日、データ品質管理ソフトウェアの新版「Informatica Data Quality 8.6.2」(Data Quality)の出荷を開始したと発表した。新版では富士通と協業し、日本独自の住所表記を修正する機能を追加した。

 Data Qualityは顧客情報、製品情報、パートナー情報など企業が持つデータを効率的に管理するためのソフトウェア。データの分析、クレンジング、マッチング、レポートなどの機能がある。顧客情報のほか、製品、財務、資材、注文、資産などさまざまなマスタデータを管理できる。同社のデータ統合プラットフォームソフトウェア「PowerCenter」と連携させて使うことができ、データクレンジングから情報活用まで広く対応する。

「Informatica Data Quality 8.6.2」の利用画面(クリックで拡大)

 新版では日本特有の住所表記を修正するための拡張機能モジュール「Japan Address Validation」がオプションで利用できる。同モジュールは富士通との協業で開発。富士通が自社製品に搭載しているデータクレンジング機能(関連記事)と同様に、氏名と住所の分かち書きや、住所辞書との照合、表記の統一などが可能という。

 価格はData Qualityが4200万円(税抜)から。Japan Address Validationは470万円から(住所データの更新料含む)。

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