キヤノンソフトとISID、VBのWeb化マイグレーション事業で協業VB自動変換ツールとJava自動生成ツールを組み合わせ

» 2009年10月16日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 キヤノンソフトウェアと電通国際情報サービス(ISID)は10月16日、両社が提供する開発ツール「Web Performer」と「Coraleef」を活用し、Microsoft Visual Basic(VB)からWebアプリケーションへのマイグレーション事業で協業すると発表した。

 Web Performerは、業務用のJavaアプリケーションを100%自動生成できる自動開発ソフト。Coraleefは、VBで作られた画面を自動的にAdobe Flex/AIRに変換できるソフトウェアだ。VB 6.0は2008年4月にサポートが終了したことで、使い続けるリスクが懸念されているものの、VB資産のWeb化はファンクションキーやドラッグ&ドロップなど、Webブラウザで利用できない画面操作がネックとなっていたという。

 キヤノンソフトウェア 商品企画本部 ソリューション商品企画部 ソリューション商品企画課 細貝恵氏は、「やはり、『従来のVB資産をWeb化したい』というニーズは多い。まだまだ10社に1社はVB資産が残っている。それらのニーズを掘り起こしたかったときにCoraleefに出会った。Web PerformerはJavaを100%自動生成できるが、VBの変換機能はなかった。一方、CoraleefはVBを自動変換できるが、画面周りだけでシステム連携などはできない。従って、お互いの弱点を補完する関係になれる」と語り、両社協業の背景を説明した。

 今後、両社では「画面周りはCoraleefでAdobe Flex/AIRに自動変換し、バックエンドはWeb Performerで自動生成する」という手法で、VB資産のWeb化を共同で推進していくとした。具体的には、両社共同で営業活動を行うほか、共同セミナーなどのマーケティング活動も行っていくという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ