今年は、光ファイバー接続元年ともいえる年。昨年から東京と大阪の一部地域でサービスを開始していたNTT東西と有線ブロードネットワークスが、都市部での提供エリアを拡大するだけでなく、地方都市への本格的な展開を始めたのである。また、春には東京電力をはじめとする電力系の通信事業者が各地で光ファイバー接続事業を開始。着々とエリアを拡大している。まさに黎明期を経て光ファイバー接続が成長期に入った年でもある。
そんな状況は、アンケート結果にも如実に表れている(図21)。前回のアンケート(3月27日から4月10日に実施)では、光ファイバー接続ユーザーの割合は全回答者中の0.9%にとどまっていたが、今回は2.4%にまで上昇。実に2.6倍の増加だ。
では、事業者ごとのシェアはどうなっているのだろうか。図22を見てほしい。豊富な光ファイバー資源にものをいわせ、エリアを急拡大するNTT東西が5割近いシェアでトップ。これは前回と同じ結果だ。注目したいのは、2位のケイ・オプティコムである。