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Yahoo! Internet Guide 2003年1月号 2003年1月16日(木)
IP電話
高速回線実力調査 Broadband

●図29
IP電話の利用で電話料金は安くなりましたか?

図 IP電話を利用している人に、電話代が安くなったかどうかを尋ねた。今回の回答者はYahoo! BBユーザーが多かったため、基本料やモデムレンタル料などが別途かからない分、オトク度が高いのだろう

自分の利用形態を考えて
導入を決めよう

 図30は、Yahoo! BBを利用せずにBBフォンだけを導入した人が、どの時点でNTT利用時より電話代が安くなるか、その分岐点を示したグラフだ。電話の利用形態は人によりさまざまなので、NTT利用時の料金は、市内通話だけの場合と、100キロ以上離れた県外通話だけの場合の両極端な例をあげて、グラフに示した。

 まず、BBフォンだけを導入すると月額1253円が必要になる(BBフォン基本料金390円+BBフォンモデムレンタル料690円+NTT回線使用料173円)。何時間の通話でこの部分の元がとれるのかを計算すると、市内通話だけの場合は約63時間、100キロ以上の場合は50数分で分岐点が訪れる。これをどう見るかはその人の利用形態により変わってくるだろう。だが、長距離電話が多く、分岐点が早く訪れる人や、Yahoo! BBの付加サービスとしてBBフォンの利用を考えている人にとっては、たいへんオトクな電話といえる。

 BBフォンに限らず今後登場するIP電話も、自分の利用形態とオトク度を考えて導入を検討しよう。

●図30
IP電話とNTT電話の通話時間と料金の関係

図
BBフォンを単独導入した場合と、NTTの市内通話のみを利用した場合、NTTの100キロ以上の県外通話のみを利用した場合の利用時間と料金の関係を比べてみた。県外通話が多いほど、BBフォンの方がオトクになりやすい

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