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ADSLや光ファイバーといったブロードバンドの利用者数が伸びているとはいえ、ナローバンドユーザーもまだまだ多い。総務省がまとめた9月末の統計によると、ダイヤルアップ接続によるインターネット利用者数は約2152万人。実は、全国のネットユーザー全体で見ると、ナローバンドの方が主流なのだ。 図34は、今回のアンケートにおけるナローバンド利用者の回線の種別を示したもの。フレッツ・ISDNを含めたISDN回線の利用者が53%を占める。この中には、ブロードバンドへの乗り換えを検討中、あるいは乗り換えたくてもエリア外で利用できないという人(89ページ参照)も含まれるだろうが、ISDNはまだまだ“使える回線”として多くのユーザーを獲得していることがわかる。
また、前回は3.7%だったAirH"が、今回は5.4%にポイントを伸ばしている。広域エリアをカバーする定額制のワイヤレス接続として、固定利用からモバイルまでシームレスに利用できる点が受け入れられているのだろう。また、ケイ・オプティコムの「eo64エア」も同様の理由で人気がある。関西圏限定サービスでこの値は健闘しているといえよう。 56Kbps以下のアナログ回線は34.9%のシェアを維持している。メールなど文字中心の利用で、高いお金を出してまでブロードバンドを導入する必要がないという堅実派も多いことがうかがえる。
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