掃除ロボ「Roomba」に、自己充電できる新モデル
掃除機ロボット「Roomba」の最新モデルは、ドッキングステーションで自己充電し、部屋に合わせた最善の掃除パターンを検出し、粉コショウほどの大きさの汚れも見つけ出す方法を身につけた。あとはゴミ出しと窓ふきができれば十全だ。
「掃除機のセールスマンみたいだ」とiRobotのCEO(最高経営責任者)コリン・エンジェル氏は、新製品「Roomba Discovery」の掃除テクニックをデモしながら話す。1990年、マサチューセッツ工科大学(MIT)人工知能研究所の卒業生2人とiRobotを設立したときに、同氏はハイテク掃除機の長所を宣伝しながら全国行脚することになるとは予想もしていなかっただろう。同社はほかに米軍が爆弾検出・処理に使っている「Pack Bot」など高度なロボットを手がけているが、Roombaは同社で一番ホットな製品だ。
2003年に同社が販売したRoombaは47万台、さらには2004年1~3月の間だけでそれを上回る販売台数を記録した。同社は第二世代のRoombaに高い期待をかけている。
新しいRoomba Discoveryは、旧モデルよりも効率的に掃除ができるとエンジェル氏。ダストボックスは旧モデルの3倍の大きさで、バキュームエンジンも強力になっている。ゴミがクリーニングブラシの下を通る時の音によって特に汚れが集中しているところを検出、その場合は本体底面の小さなマイクが、Roombaに時間をかけて掃除するよう指示する。
「これを床に下ろしてみれば効果が分かる」とエンジェル氏は自信たっぷりに言う。デモでは、Roomba Discoveryは数日間掃除機をかけていない、家具の多い小さな会議室の床に積もったゴミをすぐさまきれいにした。
さらにRoomba Discoveryには、長時間の掃除の後で帰ってくるホームベースができた。旧モデルはバッテリーを使い切るまで掃除し、家の中の妙な場所でしつこくビープ音を鳴らしているところをユーザーに発見されるのが常だった。新版はバッテリーが切れそうになるとそれを検知して、充電ステーションに戻ってきて休息を取る。
また「Max Clean」機能を使えば、バッテリーが切れるまで掃除するよう設定できる。新版Roombaのバッテリー持続時間は約120分、1回の充電で平均的なサイズの部屋をだいたい3つ掃除できるはずだとエンジェル氏。
同氏によると、新版Roombaの新しい16ビットプロセッサは、Motorolaの半導体部門だったFreescale Semiconductorが供給しているという。初代のモデルでは8ビットプロセッサを使っていた。
Roomba Discoveryは旧モデル同様、家具や階段、雑誌の山など家庭の一般的な障害物を避ける能力を備えている。同製品は部屋の大きさを把握し、部屋のレイアウトに基づいて最も効率的な掃除の方策を立てることができるとエンジェル氏は説明する。
こうした改善によって、iRobotは基本的なバージョン「Roomba Red」を、旧モデルよりも30ドル安い149ドル99セントで提供できる。
Roomba Redには自己充電用のホームベースとリモコンは付いてこない。249ドルのRoomba Discoveryにはこれら2つが標準装備として添付され、充電時間はわずか3時間。Roomba Redは充電に7時間かかる。
Roomba新モデルは7月12日から、Amazon.comとiRobotのWebサイトで販売開始される。7~9月期末までには、全米の幾つかの小売店でも発売される。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
プールにはおしっこが何リットル混じっている? 人工甘味料を基に計測 カナダチームが2017年に調査
-
2
「脳のゴミ掃除」を薬で活性化、東大と新潟大がマウスで実証 アルツハイマー病の原因を抑制、海馬の萎縮も阻止
-
3
「Backlogの値上げエグすぎ」SNSで悲鳴 ユーザー無制限プラン、月最低1.6万円→3.6万円に
-
4
「Twitter」が帰ってきた? 元Twitter法務のスタートアップが新SNS立ち上げ Xとは係争中
-
5
103年前の関東大震災、どこがどれだけ揺れた? 市区町村別の「詳細震度」マップがXで話題に
-
6
初の“指輪型たまごっち”の秘密、開発者に聞く 「驚きのあるデバイスを」「前面ボタンは飾りです」
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
「レスレリアーナのアトリエ」サービス終了へ 開始から約3年で
-
9
“ドパガキ”がショート動画を止められない理由 fMRIを使って若者の脳活動を分析 中国チームが研究
-
10
GMO、在宅勤務を完全廃止 コロナ禍以降続けてきた週1日の「推奨」も終了
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR