アップルは3月8日、新しい「iPad」とともにiOS搭載の家庭向けセットトップボックス「Apple TV」の新製品をリリースした。1080pのフルHD動画ストリーミングに対応したほか、iCloud連携を実現してほかのiOSデバイスやMacとの連携を強化した。日本でも3月16日に発売する予定で、価格は8800円。
従来モデルと同デザインの筐体(きょうたい)にシングルコアのA5チップを搭載。HDMIケーブルでテレビと接続し、iTunesの映画レンタルやMac/Windowsからのメディアストリーミングを楽しめる。H.264のハイプロファイルをサポートし、1080p/毎秒30フレームの動画再生が可能だ。iTunes Storeの映画は現在720pまでだが、今後は1080p対応コンテンツが登場するとみられる。
もちろん従来のApple TVと同様、「YouTube」や「flicker」、各種ネットラジオへのアクセスも可能だ。AirPlayを使えば、手元のiOSデバイスにある動画や写真、楽曲といったコンテンツをテレビで再生できるほか、新たにiCloudに対応したことで、メニューから「フォトストリーム」をクリックするだけでiCloudに保存した画像がテレビに表示されるようになった。このほか、ミラーリング機能を使ってiPhoneやiPadの画面を大画面テレビに表示したり、デュアルスクリーンでゲームをプレイするといった機能を持つ。
外形寸法は、98(幅)×98(奥行き)×23(高さ)ミリ。重量は272グラム。「Apple Remote」や電源コードが付属する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR