最近スピードがあまり出ないなと思ったら、 モデムの電源をいったん切って入れ直してみよう。 電源を入れている間は、 回線の調子が悪くなるたびにリンク速度が落ちていくので、 電源のオン/オフで、 元のリンク速度に回復させることができる。 なお、 26Mモデムの場合、 電源オンまで20〜30分待つようにすること。
モデムをしっかり動かすためには、 電源周りもしっかりと対策しておくことが大切。 とくに、 電源タップに複数の電化製品をつなぐ「たこ足配線」は、 ノイズが入り込む原因や、 電圧の不安定を招きやすいので、 できるだけ避けたい。 また、 ノイズ対策機能付きの電源タップなどの活用も有効だ。
回線スピードが遅い時、 コンセントを裏返して差し直すだけでスピードアップすることがある。 これは、 裏返すことによってアースをとるのと同じ効果が現れるためだ。 実は、 家庭用コンセントの片方がアースとなっていて、 モデム電源のアース側をつなぐとノイズ対策にもなるのだ。しかし、Yah oo! BBモデムの電源は見た目でアース側を区別できない。 そこで、表裏両方を試して、スピードが出る方を使うようにしたい。
コンセントの短いソケット側が、 アースにつながっている
さまざまなスピードアップ対策をしても、 平均以下のスピードしか出ない…そんな時には、 NTTの電話回線自体に問題がある可能性が高い。 この場合、 NTTに工事を依頼して、 その原因を取り除いてもらうのも、 1つの方法だ。
工事には、 回線途中にあるブリッジタップを外したり、 電話回線の収容ケーブルを変えるなどの種類がある。 いずれも、 2万円以上とかなりの出費になるが、 工事でスピードが変わらない時は、 実費工事費だけで済む。とくに、 NTTまでの距離が近いにもかかわらず、 1Mbps程度しか出ないような場合には、 試してみる価値は大といえるだろう。
電柱近くに取り付けられたクロージャーに、 ブリッジタップは設置されている